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「いつもと変わらない事が、こんなにも愛おしい」
こんにちは!イマフォトグラフの井手です。
今回の七五三撮影は、3歳と5歳一緒の兄妹同時撮影でした。過去にお兄ちゃんの七五三の時に、写真で大変な思いをしたことがあると、最初にお母さまから打明けられて、「よし、絶対今回はいい思い出になるようにしよう!」と心に決めて臨んだ撮影でした。
興味のアンテナがいっぱい立っていて、あっという間に居なくなってしまう子どもたち。それもそのはず。今回の撮影場所の高幡山は、3人にとって、いつもの遊び場所。普段と違う着物を着ていても、そんな事はお構いなし。飛んだり跳ねたり走ったり。
長年カメラマンをやっていると、どうしても、和装などの型物を撮るときには「こうでなければ、こうあるべき」的な、大人の型にはめようとする力が働きます。
でも、自由な子ども達を型にはめては、絶対にいい写真は残せません。
お父さんやお母さんが見たいのは、着崩れしてない着物に、引きつった笑い顔の写真よりも、
のびのびと動き回る、本当の笑顔の子ども達のはず。
そして、そんな家族写真があれば、一生の宝物になってくれるはず!
そう確信した私は、遊びの中にこそ、その子たちの個性や本質が見えてくると信じて《七五三の常識》を一切考えず、ほとんど直しや指示を出さない、自由に子ども達に動いてもらいながら、撮っていくスタイルで撮影することにしました。草履ではなく、靴を履いて走り回るのであれば、構図で切ってしまえば分かりません。見えたとしても、それはそれで思い出の1ページ。カメラマンの私も、一緒になって忍者のように野山を駆け回り、木に登ったり、飛び降りたり。
5Dからα9にスイッチして、ピントの追随性に助けられた部分もかなりありますが、機材を変えたからこそ出来た撮影スタイルだったと思います。
結果、みんなが撮影を楽しんでくれて、笑顔の写真を残す事ができて、本当によかったです。前回、悲しい思いをした一番上のお兄ちゃんが、今回は、家族みんなの輪に入って、笑顔で家族写真を残せた事も、カメラマンの私にとって一番嬉しかった事でした。
形式にはめた《ありきたりな七五三》を撮る事は簡単ですが、七五三は、子ども達の成長を祝う大切な日。
その足跡として写真が残るならば、今日の写真は、間違いなく愛に溢れた《家族のストーリー》を記録できたと思います。
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